米山奨学生の紹介
米山奨学生とは (財団法人ロータリー米山記念奨学会のホームページはこちら)
財団法人ロータリー米山記念奨学会は、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリアン(ロータリークラブ会員)の寄付金を財源として、奨学金を支給し支援する民間の奨学団体です。日本には約2,300のロータリークラブがあります。そのうち1つのクラブが、1人の奨学生の「世話クラブ」となります。米山奨学生は世話クラブの例会 に月に一度出席し、ロータリー会員と積極的に交流して国際交流・相互理解を深めるとともに、ロータリーの奉仕の心を学びます。ここでは神戸垂水ロータリークラブが世話クラブとなっている奨学生の自己紹介を掲載します。
2024年度 米山奨学生 阪神自動車航空鉄道専門学校 チュオン コック ヴィエット君(ベトナム)
私は神戸垂水ロターリクラプのチュオン コック ヴィエット です。ベトナムの中部の静かな田舎の出身です。日本に来て4年目です。もう 日本の生活に慣れてきました。日本文化に関して言えば、学ぶ価値のある良い文化がたくさんありますが、でも私が日本人で一番好きな文化はとても礼儀正しいことです。それが私がベトナムにいたときに日本に留学したいと思った理由の一つです。私の性格について話すと、私は活発ですが内気な人間で、人混みでは恥ずかしがることがよくあります。私はスポーツをするのが好きで、特にバレーボールが好きです。日本の料理はカレーと納豆以外は何でも食べられます。一番好きなのは寿司です。現在 阪神自動車航空鉄道専門学校で勉強しています。自動車整備工学科です。私の夢は、将来自分の自動車修理工場を開くことです。その夢を実現するには、学校でたくさん勉強して、その後仕事でたくさんの経験を積む必要があります。これは私が若い頃からなりたかった仕事です。ロターリの奨学生になってもう4ヶ月になりました。最初は、ここにいる人たちは皆、話しかけにくい偉い人たちばかりだろうと想像していました。でも会った後は皆さんとても面白くてフレンドリーだと感じました。奨学生になれて光栄です。母もとても喜んでおり、私を誇りに思っています。ロータリーの皆に感謝したいと思っています。以上、自己紹介と感想を書かせて頂きました。よろしくお願いします。
2020年度 米山奨学生 神戸芸術工科大学 ファッションデザイン学部 ノリマルナ エリアニ グラティア アライニ(エリ)さん (インドネシア)
初めまして。私はエリアニ グラティア アライニ ノリマルナと申します。結構呼びにくい名前ので、いつもエリと呼んでくれました。 私はインドネシアのジャワ島のボゴルから来ました。ボゴルはジャカルタの南で、渋滞がなければ、車で15分で付けます。渋滞があれば、2時間以上もかかります。 日本に来たのは5年前で、I.C.Nagoyaという日本語学校に通っていました。現在は神戸芸術工科大学でファッションデザイン学部のテキスタイルコースを受けています。 少し家族の紹介ですが。お父さんは61歳で、お母さんは56歳です。私は三人の兄弟の真ん中の子です。一人のお姉さんと一人の弟がいます。 昔から日本の文化、特にテキスタイルを学びたかったので、直接日本で学んだ方が良いではないかと思って、日本に来ました。なので、将来、アーティストとして活動できる時に、ここで学んだ知識とたくさんの思い出を自分の作品に入れたいと思っています。今後もよろしくお願いいたします
2019年度 米山奨学生 神戸YMCA学院 チョー・テッソーKYAW THET SOE君(ミャンマー)
チョー・テッソーと申します。昨年の 4 月から、神戸 YMCA 学院専門学校で 日本語を学んでいます。ミャンマーのヤンゴンから約 16 キロ離れたタンリンと いう町から参りました。タンリン工科大学で機械工学を専攻し、2015 年に卒業 しました。その後、ティラワ経済特別区にある、フォスター電機株式会社という 車のスピーカーを作る日本の会社に就職し、分析や製造に関わりました。日本人 とのコミュニケーションが必要だったことから、日本語を学び始めました。それ がきっかけとなって、日本への留学を決めました。日本では、日本に住んでみな ければわからない発見が多くありました。現在は、自動車整備の技術を身に付け るために、トヨタ神戸自動車大学校への進学を目指しています。日本での就職と いう次の目標もあります。そして、自分と同じように日本に就職したいミャンマ ー人に、日本についてのアドバイスができる人間になりたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。
2018年度 米山奨学生 神戸芸工大 ラファエル・ヨギア君 (インドネシア)
皆様、こんにちは! 神戸芸術工科大学、映像表現学科、インドネシア出身のヨギア・ラファエルです。今年は日本に留学してから5年目になりました。日本に留学するきっかけは、世界の言語の中でも非常に難しいと言われている日本語をマスターしたいことと、中学時代に「恋空」という邦画に感動したことでした。日本に来る前は、母国で日本語を独学で勉強していましたが、全く役に立ちませんでした。「これなら、とても時間の無駄で、どうせなら日本に行っちゃおうと」という軽いノリで僕の日本留学が始まりました。 日本留学1年目は、日本語学校に通い、6ヶ月で日本語能力試験のN2レベルを気合いと根性で受けてみました。結果から言うと、合格してしまいましだが、当時の僕は全くそれほどの日本語スキルを持っていなかったと思います。この経験を思い返すと、僕の好きな日本語のフレーズの一つ「運 も実力の内」を毎回思い出されてしまいます(笑)。 次の年、神戸芸術工科大学に無事に入学ができました。元々興味のある映像や芸術の勉強をしな がら、同級生や先輩たちに日本語学校の先生が教えてくれなかった日本語や関西弁を教えてもらいました。ここから日本語能力も一気に上達し、大勢の人数の前で話すのはまだ苦手ですが、僕に もクラスを盛り上げるスキルが身についたと思います。今は、ほぼ毎日楽しい留学生活を送ってい ます。 現在僕は、パソコンの編集の力やCGによる非現実的な映像のエフェクトを研究しています。今年が大学生活最後の年なのてで、卒業するための卒業制作てで毎日忙しいです。来年から日本で就職する つもりなので、就職活動のときに、かなりお金や時間も必要で、中々アルバイトをする時間がありませんでした。米山奨学金のおかげで、無事に就活を終えることができました。米山奨学金を受 けることができていなかったら、僕の就活はもっと大変だったのではないでしょうかと思います。 本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうござ゛います!
2017年度 米山奨学生 兵庫県立大学 緑環境景観マネジメント研究科 張正峰 君(中国)
私は中国の長沙から参りました張正峰と申します。2012年に湖南農業大学を卒業しました。そして、2013年の1月から5月まで、ランドスケープ会社で実習しましたが、その時、日本へ留学することを決めて、同年の10月に、日本へ参りました。最初は京都の日本語学校で日本語を勉強しました。その後は兵庫県立大学の大学院に進学し、緑の空間つくりに関するランドスケープデザインについての研究しております。私は今まで、自分の可能性を信じて、興味のあることをたくさん挑戦にしてきました。学生になって始めたバスケットボール、宣伝委員や班長など、様々なことに挑戦することによって、成長しております。やりたいことにチャレンジする精神は、とても大切なものだと思っているため、今後人生にも大切にしていきたいと思います。今後の理想は、自分が日本でもらった経験を活かし、中国の人々の生活に変化をもたらしたいということです。今までの私は、新たなことを経験してもインプットするだけでしたが、今後は周りにアウトプットし、環境、人、ものに影響を与えられるようになりたいと願っております。
2016年度 米山奨学生 神戸大学大学院 人文学研究科
博士前期課程二年 金 羅喜(韓国)
韓国から来た留学生の金羅喜です。現在、神戸大学人文学研究科・国文学修士課程二年に在学中です。韓国の大学では日本語と国際貿易を専攻しましたが、3回生の日本古典文法の授業がきっかけで古典文学に興味を持つようになりました。そこから日本への留学を希望し、2014年神戸に来ました。現在は日本の中世文学、特に『太平記』という作品を中心に、中世語り物・軍記物語における地方・東アジアへの眼差しの可能性と限界について検討しております。 人はそれぞれの「窓」を持って世界を理解します。私にとって文学は、その「窓」の一つです。文学研究を通して日本という世界を理解すると同時に、自分の生まれ育ちの国や環境を改めて見直す姿勢を学んでいます。また大昔の古典作品を対象としていますが、常に現在を意識しながら、その意義を考えようと努力しています。 この度、米山ロータリー奨学生として、皆さんと交流できる機会が与えられたことに心から感謝し、嬉しく思っております。今後とも何卒宜しくお願い致します。
2015年度 米山奨学生 神戸大学法学研究科修士課程 王新健 君(中国)
ロータリー米山の皆様、王新健です。私は2013年4月に日本に来て、広島大学社会科学研究科で一年間研究生をやっていました。2014年3月に神戸大学法学研究科に合格し、今は神戸大学法学研究科春士課程の二回生として在霜しています。そして、今年の4月からロータリー米山の奨学生になり、神戸垂水ロータリークラブにお世話になっています。
私の専攻は日憲関係論で、今は神戸大学大学院で「日中関係におけるマスメディアの役割」に関する研究をしています。今の日中関係が難航している中、両国の相互理解を阻む要因を探ろうと考え、このテーマを選びました。これからも日中関係の改善と両国の親陸に向かって、ロータリー米山の皆様と共に頑張っていきたいと思います。
まだまだ未熟な私ではありますが、今後とも宜しくお願い致します。
2013年度 米山奨学生 神戸芸工大 王揚 君(中国)
2012年度 米山奨学生 チョウ・ペンセイ君(カンボジア プノンペン市)
私はカンボジアのプノンペンから参りましたチョウペンセイと申します。この度米山ロータリー奨学生とさせていただき大変光栄に思っております。私は外交官になる夢を叶えるために日本に来るようになりました。今回の機会が大きな夢に向かう第一歩と思ってもっと頑張ります。
現在、神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科の4年生に在籍しており、イスパニア語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、広東語、朝鮮語、時事的な英語を中心に国際情勢や外国の政治、経済、文化を勉強しております。今年度が学部生として最後の年となりますが、これから大学院に進学しようと思い、東南アジア諸国連合における国際法を研究したいです。勉強することが大好きなので、できれば、日本で博士課程まで行きたいと思っております。卒業後、帰国して、カンボジアの外務省に入って、外交部に勤めたいです。そして、日本で学んだ知識を活かして日カン友好の架け橋になれるように頑張りたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
2011年度 米山奨学生 神戸大学 工学研究科 応用化学専攻 張 偉さん(中国 瀋陽市)
私の名前は張偉と申します。2年前に中国からやってきました。出身は瀋陽です。2年間、大阪の日本語学校で勉強しました。今は神戸大学大学院の応用化学専攻で勉強しております。研究テーマはナノ分離膜による食品機能性成分の濃縮分離です。私の研究では、食品材料メーカーがその処理に困っている小麦加工品廃棄物に着目し、この廃棄物中に含まれる抗酸化性成分の分離濃縮に取り組んでいます。分離濃縮方法としては、安全性の高い膜分離方法を用い、小麦加工品残渣から低分子量抗酸化性成分を、脱塩をしながら分離濃縮します。
私はいろんな人とおしゃべりするのが好きです。また、負けず嫌いで新しいことに挑戦するのが好きです。最近、私は書道に興味があります。書道の練習は毎日根気強く続けなければいけないと聞いてますが、ですからこそ挑戦しようと思っています。